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大渕芹奈

第4章 先生と私

教室じゃなくて、屋上に引っ張られてく。


{間にあって本っ当に良かった}

私を抱き締めてから、菫が言った。

【え?何が間に合ったの?】

{このド天然がっ}


頭をパコッと叩かれた。


{あんた、私が行かなかったら、大渕に脱がされてたんだよ}

あ…確かにそうだ…

あのまま菫が来なかったら…

【…ごめんなさい…】

菫はもうっとため息をついた。

{まあ芹奈が悪いんじゃないから…次は絶対、大渕と2人っきりになっちゃだめだからね}

【あーい】

そして、いつも通りの1日が終わった。

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