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大渕芹奈

第8章 始まる 〜先生ver〜


<どんなに数学苦手だったとしても、俺は芹奈を見てきたよ>


先生は優しい。


いつもいつも。


そういう所も好き。


<数学なんか俺が教えてやるから>


私の涙は止まってくれない。


<俺が学年トップにしてやるよ>


そう言って先生は得意気にニコッと笑う。

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