井上真緒編
第4章 4
そういったところで、3人は飲み始めて、最近起きたことなんかの話をしていた。 しばらくして、はるながずっと向こうのほうを見ていた。その視線の先にいたのは、小倉だった。そしてその隣には、もう席を立とうとしている女がいた。はるなとエリは、一度だけだったが、真緒と小倉の結婚が決まったときにあっていたので、面識があったのだ。
はるな「ねえ、あれ、真緒の婚約者じゃない」
エリ「ええ、どれ」
はるな「ほら、あの人」
エリ「ああ、ほんとうだ」
はるな「ねえ、真緒、女と一緒だよ」
真緒もそれを見たら、隣にいるのはチリ子だった。
はるな「ねえ」
真緒「なによ」
はるな「ほら、あんたの婚約者だよ」
真緒「だからなによ」
はるな「どうすんの」
真緒「知らないわよ」
真緒はもうこの場にすらいたくなかったろう。
はるな「ああいっちゃう」
エリ「ほっときなよ」
はるな「ねえ、あれ、真緒の婚約者じゃない」
エリ「ええ、どれ」
はるな「ほら、あの人」
エリ「ああ、ほんとうだ」
はるな「ねえ、真緒、女と一緒だよ」
真緒もそれを見たら、隣にいるのはチリ子だった。
はるな「ねえ」
真緒「なによ」
はるな「ほら、あんたの婚約者だよ」
真緒「だからなによ」
はるな「どうすんの」
真緒「知らないわよ」
真緒はもうこの場にすらいたくなかったろう。
はるな「ああいっちゃう」
エリ「ほっときなよ」