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井上真緒編

第1章 1

はるな「幸せにはゴールがあるのよ」
真緒「何言ってるのか分からないな」
はるな「だから失敗するんじゃない。ゴールに持ち込む力が足りなかったの」
真緒「あんたおかしいよ」
エリ「もういいじゃない。真緒は彼と話をしなよ。いつからあってないの」
真緒「え、2週間ぐらい」
はるな「あ、もうだめだね。どっか旅行にでも行っちゃってるんじゃない女と」
真緒「なんであんたに分かるのよ。そんなの」
はるな「信じてるの。甘いわね」
真緒「確かに。あんたはストーカーだからね」
はるな「そんな昔の話。ちょっと、帰りに待ってただけじゃない。真緒が変な噂ながしたから、一生みんなにそんなこと言われなくちゃならなくなったんだよ」
真緒「わたしは知らないわよ。みんながそう噂してたのを聞いただけだよ。確かエリから聞いたんだよ」
エリ「そんなのどうでもいいじゃない。昔話だったら、ほら旅行いったときの話でもしようよ」
はるな「え、エリだったの。噂ながしたの」
エリ「私がなんでそんなことするのよ。私だって、聞いただけだよ」
はるな「ほんとうでしょうね。エリは真緒より口がうまいから、そういうこともありえるわね」
エリ「別にいいよ、それでも。こんなことで喧嘩してどうするのよ」
真緒「だいたい、あんたが、人の結婚がうまくいかなくなって、よかったなんて言ったからじゃない」
はるな「私はそんなこといってない」
真緒「いった」

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