パパはかわら版
第6章 パパはかわら版E
といった具合の話をした。ただ、かなり幕府に目を付けられてもおかしくないような、思い切った版説だった。一弘にけしかけられたから、こういったことまでいっているというわけではなかったが、それだけ、不況も庶民生活に影響が出だしたからであったのだ。景気が悪くなり、米の値段が上がれば、それはいろいろな現象は起きてくる。貧民の増加はまだその一端で、この現象は今、進行中なのだ。ここまできているからこそ、橋龍も言い過ぎるくらいのことをいったのだろう。
この後橋龍は、弥生にあった。いつものように、お茶を飲みながら話をした。
この後橋龍は、弥生にあった。いつものように、お茶を飲みながら話をした。