
狼彼氏!?
第8章 本音
慌てて家出ちゃったけど…
まだ時間全然あるや。
そう思いながらも駅に向かった。
琥君に会いたいけど…会いたくないな
まだ時間早いし…先に行っちゃおうかな…
でもそんな事したら怒るかな?
考え込みながら歩いてるともう駅に着いていた。
「おいっ鳩っ子!」
琥君!!
あれ?まだいつもの時間より全然早いのに…
『こ…琥君…』
「よっ!鳩っ子!今日は、寝坊してないみたいだな、よしよし」
私の頭をぐしゃぐしゃしながらそう言う琥君
昨日の悲しい表情が嘘かのように今日の琥君は、すごく笑顔だった。
もう…人の気も知らないで
その笑顔は、反則だ。
