狼彼氏!?
第8章 本音
しばらく走ったところで公園で止まった。
学校の近くの公園だ。
朝方なのでうちの高校の生徒が通学するのも見えた。
「あ~今日も学校だるいな~」
公園のベンチに腰掛け琥君は、眉間にしわを寄せながらそう言った。
『そ~だね~…でも琥君不真面目そうなのにちゃんと学校来てるよね?』
うちの高校は、わりと不真面目な生徒が多い、しょっちゅうサボってる生徒も多い。
だから琥君が学校に来ていることが…すごく謎。
「不真面目って……ん~まぁ…最近学校楽しいし?」
私の方見て笑う琥君。
『琥君が…学校楽しいなんて…意外すぎる』
「んだよ意外って!失礼なやつだな~」