狼彼氏!?
第7章 平和な日々
バイクの前でヘルメットを持つ琥君。
私は、急いで琥君の元へ向かった。
琥君は、私にヘルメットをかぶせる寸前
「…ごめん」
“ごめん”と謝り私にキスをした。
『なんで謝るの?』
私がそう言うと…
無理に笑って
「なんでだろうな」
といつも通りの明るい声でそう言いヘルメットをすっぽり私の頭にかぶせた。
『ね~!!どういうこと~?』
走り出すバイクの音に負けないくらいの大きな声で私は、叫んだ。
「しらね~~~~~~~」
と、琥君が笑ってそう言った。
……もう
私は、なんかこんなやり取りが嬉しくて
琥君の背中に抱き着いた。