君の後ろに誰かいる
第1章 第一の犠牲者
俺の名前は風間琉、翔凰高校2‐4の一人だ
学校生活はそこそこ楽しんでいた
けど無意識の内に刺激を求めていた
『お~い琉、2時限目なんだったけな?』同じクラスの中井俊が聞いてきた
『えっ、あぁ~………英語じゃなかったか?』
俺が答える
『あぁーそうだ!最悪~』
『ハハハ、お前英語苦手だったもんな』
他愛もない会話に木村葵が割り込んで言う
『最悪なんか言ってるからいつまでたっても賢くなんないのよ、笑』
『ウルセー、ほっとけ』
俊が返す
『アレッ、今日吉也は?』唐突に俊が聞く
『あいつは休みだ』
顔をあげるとそこには英語教師がいた
『ベルはとっくになってるぞ、反抗期かぁ!?』
急いで俺らは席に戻った
クラスに一つ空席が出来ていた
しかしこの一つはいずれ大きな意味を与えるものとなってしまう