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seclet*High school

第3章 恐怖



「雅ちゃん…?」
「うそーだいじょうぶ⁈」


気を失って居る。
涙が頬を伝う。


雅ちゃん、と呼ぶ
男子生徒を見た。



眼鏡…黒ぶちの眼鏡を持っている






やっぱりこいつは
男性恐怖症か。




「…お前ら」



先生の挨拶よりも
ずっと低い声に
生徒はびっくりしている。


「せんせ…織咲さん…は?」



…仕方ねえ。


「後で担任に言っておいて下さい。
野蛮な男子生徒が女子の眼鏡を
無理矢理とったせいで
織咲さんは倒れたので
城夏先生が保健室へ連れて行きました。

とな」

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