テキストサイズ

向かいのお兄さん

第16章 合コンなんて





「―――ん、じゃあまたな」




一通り話もついたところで、直也は携帯を仕舞った



そしてあたしの方を向き、ニヤッと笑う





「仰せの通り、合コン行きますよ」




『…』




直也は立ち上がり、部屋へと入っていった






これで


あとは直也が女さえ作れば…



全部上手く収まる



あたしの"声"だけは消せずじまいだけど


少なくともしばらくは直也の手に掛からないで済む…





けど…












あたしも直也の後に続いて、部屋に入った




直也が奥から、あたしを手招きしているのが見えたからだ













ストーリーメニュー

TOPTOPへ