向かいのお兄さん
第4章 電話で
『ね…え…///』
《何?》
あたしは指を止めずに聞いた
『イきたぃ…///』
こんなに濡れて
こんなにぼーっとして
我慢…できない
《くす、何でイきたいの?》
直也の微笑した顔が、脳裏に蘇る
『き…もち…ぃから…///』
《よく聞こえない》
あたしは深く息を吸った
『きもちぃい、からぁ…///』
早く
早く
早く
イッていいよって言って…
《何で気持ちいいの?》
『わかんなぃい…///』
グチュ グチュ グチュ
《具体的に教えてよ、何で気持ちいいの?》
『な…か指が…奥…ぐりぐぃしてる…からぁ…///』
《中で動かしてんだな、じゃあ今度は抜き差ししてみ》
抜き…差し?
あたしは中指の先までを残し、指を抜いた
そしてもう一度、中へと突っ込む
『はぁあっ…///』
気持ち いい