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向かいのお兄さん

第4章 電話で



―――――――――――




「…」



ツー ツー とひとりで鳴る携帯を、直也は眺めた





あいつ…勝手に電話切りやがって…






直也は携帯を机に置き、ベッドに腰掛けた





「くす」





咄嗟に自分で口を塞ぐ




思い出し笑いなんて、いつぶりだろうな






かなり興奮した





まぁ、まだまだだけど…







"直也ぁ…"









もう、こんなもん手放せねぇだろ






また満足げに微笑し、直也は寝転がって眠りに就いた















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