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第4章 店



「…………変なことしない?痛いことしない?」


気がついたら聞いていた


「あぁ、しねぇよ。傷ついてる奴襲うほど常識ねぇわけじゃねぇ」


「…………約束?」



僕は不安だった


何か信じられるものが欲しかった


「あぁ。約束だ。ほれ、あれだ。えーと指切りだ」

そういって小指を差し出す


僕と違って男らしい手に少し見とれながら、そっと指を絡めた

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