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真夏の雨

第1章 真夏の雨

雨の降る交差点
傘も差さずあるく君は
綺麗な男子だった…
透き通る肌 長い手足
何よりも絵になる光景だった…



坂本桜は、オフィスの窓から
みとれていた…

30代後半を過ぎた桜は
大好きな洋服に囲まれて過ごすのが夢だった。デザイナーになって六年目の夏だった…


いつものように
デザインを書いていた
ふと
外のざわめきに目をやった…

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