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真夏の雨

第1章 真夏の雨

雨が上がり
アスファルトの焼けた匂いを嗅いで

ほろ酔い加減を気持ちよさげに
堪能しながら家路を急ぐ。



毎日こんな感じ


30代後半の細やかな楽しみなのだ


男っけもなぁんにもなく

田舎の親父からは
毎日お見合いの話をされるわ

なんだかんだ
大変だけど



満足な人生である。

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