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真夏の雨

第12章 ぶつかる

朱里さんの心臓が悪いこと御存知ですか?


「あぁ…父親に似て身体が弱いのよねあのこには感謝してほしいわよ。綺麗に産んだんだからさぁ。で?貴女は誰なのさ」

なんだか…話すのも腹のたつ女性が
世の中にはいるんだと桜は、思った。



私は、彼の隣の住人です。
仲良くさせて頂いてます。


桜は丁重に話をした。


「まぁ…あたしはお金さえ貰えたら
いいから。て。貴女あたしより歳上ねーへぇ、朱里の趣味悪いわねぇ」


桜は、拳を握り
後ろに隠しながら


愛想笑いをして朱里の母親の連絡先を聞き出した。

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