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放課後は図書室で

第13章 ドキドキのお出かけ

日曜日の朝。

私は目覚ましより1時間も早く起きた。

先輩とのお出かけに、こんなにもテンションが上がってるなんて…。


もう少し寝ようか考えたけど、二度寝するには目が冴えすぎている。

そして。

すでに胸がドキドキしすぎている。


3日前から考えた服をもう一度チェックして、先輩からのメールをまた読み直した。

昨日の朝、先輩から海の側にあるショッピングモールに行こうと誘われた。
そこは約束通り「少し遠いところ」で、完全なるデートスポットだった。


自分では気付いていないフリをしていたけど、やっぱり先輩はこれを「デート」にするつもりなんだ…。

メールを見ただけで顔が熱くなったけど、行き先は先輩に任せていたので、同意して時間と待ち合わせ場所を決めた。

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