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放課後は図書室で

第17章 約束のデート

「あー。
お昼だからバーガーとかがいいかと思ってたんだけどな。
あのチュロスもいいなあ…」


歩いていた先輩が急に立ち止まると、少し先の販売カーを指差した。

その先を見ると、販売カーのまわりを美味しそうなチュロスを食べている人がたくさんいた。


「とりあえず、あれでいい?」


嬉しそうに甘いものを指差す先輩は、いつものクールな先輩とちょっと違ってちょっと可愛かった。

その笑顔に私まで笑顔になって…。

先輩を見ながら頷いた。

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