
学園ゲーム~恋の行方は~
第4章 入学式
どうしよう。
と、一人意味もなしに
その場でうろうろ。
としていると、さっきの男の人が
クルリ。
と急に振り返ったから、
ビクッ。と肩が揺れた。
「ぁ…の?」
「……」
?
何で沈黙…?
首をこてん。
と傾げる僕を見て、ハァ。
と溜息を吐いた男の人
にまた肩が跳ねちゃった…(汗)
「入学式…」
「?」
「さっさとしないと遅れるぞ?」
そう言って歩き出した。
えっと…。
着いて行っていいのかなぁ…?
うん。いいんだよね?
遅れちゃうしね!
「あっ、まって!」
彼の後に続いてその場から駆け出す。
この人の事最初は怖いな。
とか思ったりもしたけど、
普通にいい人で良かったぁ♪
僕この人の友達になれるかなぁ?
にへら。と笑いながら
暢気にそんな事を考えていた。
