
学園ゲーム~恋の行方は~
第7章 貞操の危機
「酉門くん…いや麗夜くん!
俺と友達になってくれへんかっ!?」
早口で言う西鬼さん。
もし西鬼さんが最後の“かっ”の所で
噛んで“にゃっ”っと言ったら…萌だな!
なんて、ちょっとした腐妄想を
しつつ「えぇ、いいですよ」
と、了承の返事をした。
「ほんまっ?嬉しいわ♪」
腐腐腐。
腐男子攻めのフレンドゲットや♪
と、ニヤニヤしながら
小さいな声で呟いた西鬼さん。
「西鬼さん聞こえてますから…
それと俺はノーマルです」
「えぇー、そうなん?
(てっきり要くんに気が
あるんやと思っとたのになぁー…)」
西鬼さん。
副音声も聞こえてますから…。
チラリ。と横目で捺希を見やる。
……俺……ノーマルだよな?
