BL短編集☆(ペーター)
第2章 受け顔攻め×攻め顔受け
俺が掘るつもりできた。
うん。
掘る。
………はずだよね?
何この格好。
「あ、あの…宮野…くん…?
これわぁ、何?かな?」
と、戸惑う俺。
「何って……縛ってる
だけですよ?如月さんっ♪」
だからなんで
俺が縛られてんだよぉおおお!!!
え?何?
俺が無知だから?
掘る方も縛られんの?
え?
家についた途端
目をつぶってて下さいと
言われ、大人しく
つぶってて、目を
開けたらこの状態に。
「宮野っ、ほどけよ!!」
縛られるのは好きじゃない。
俺は受けでもMでもないからな。
「嫌ですよぉ…今から
いっぱい楽しいこと
するんですからぁ…ふふ」
と、さっきの企んでる
ような笑みがまたこぼれた。