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「人を好きになる事は悪い事じゃない。…だけど、嫌がる相手に無理やり迫るのはいけない事だよ？
好きなら尚更、相手の事を考えてあげなきゃ。
ましてや、リッちゃんはいとこの男の子なんだから。」



男が男を好きになる事も否定されたと感じた俺は、リッちゃんを好きって気持ちをどこに向けたらいいのか分からなくなった。



好きなら一緒にいたい。
好きだから結婚したい。

結婚するならどっちかが…女にならなきゃなんないのに。



だから…
誰にも邪魔をされない風呂の時間だけは、どんなに親に言われ様とも、今も二人っきりで入っている。


絶対に…譲れない時間。