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エロゲーお嬢様の調教計画

第2章 カレンちゃんは官能小説が好き

「いやらしい会長ですわね」

 カレンの言葉責めにトキリの花弁はじっとりと濡れた。

「秘密にして……いいでしょ?」

 トキリの言葉にカレンは優しく微笑む。

「いいですよ。ただし……」

「ただし?」

「わたしと一度だけデートしてくれませんか?」

「えっ!?」

 トキリは目を丸くした。

「簡単なことです。わたしずっとトキリ会長に憧れていたんです。あ……誤解しないでください。好きとかそういうわけじゃなくて魅力的な女性だなって。誰とも関わろうとしない一匹狼みたいな方なのに人を引き付けるカリスマがある才色兼備の生徒会長なのですもの」

 トキリは相変わらず困った表情のままだった。だが目の前のカレンの表情は真剣だった。トキリは前から何度か女性から告白されたこともあるし同性愛者を差別するつもりもなかった。ただ自分は女の子に興味がないだけだ。

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