
エロゲーお嬢様の調教計画
第7章 漢の乙女(オトコノコ)
◇
亜地工業は外観だけ見れば不良高校にとても見えない。どこにでもある普通の私立高校。だが、カレンが一歩校内に足を踏み入れれば目に入るのは卑猥な落書きや目つきの悪い生徒たち。
「蒼経のお嬢さんが何か用か? げへへっ」
サングラスにリーゼントの不良。昭和の漫画から抜け出した格好だった。黒の学ランには漢字で刺繍が施されている。
「あの、綾嶋時璃さんを知りませんか? 蒼経高校の生徒会長なのです」
不良はじっとカレンの目を見つめた。ガンを飛ばしていたのだ。クチャクチャとガムを噛みながらカレンを斜め上から見下ろした。
(怖いです。でも……会長のためだ)
「君の友達は知らないなぁ。つーかさ、あんま関わんない方がいいよ。俺らの先輩も関わってるみたいだからね」
亜地工業は外観だけ見れば不良高校にとても見えない。どこにでもある普通の私立高校。だが、カレンが一歩校内に足を踏み入れれば目に入るのは卑猥な落書きや目つきの悪い生徒たち。
「蒼経のお嬢さんが何か用か? げへへっ」
サングラスにリーゼントの不良。昭和の漫画から抜け出した格好だった。黒の学ランには漢字で刺繍が施されている。
「あの、綾嶋時璃さんを知りませんか? 蒼経高校の生徒会長なのです」
不良はじっとカレンの目を見つめた。ガンを飛ばしていたのだ。クチャクチャとガムを噛みながらカレンを斜め上から見下ろした。
(怖いです。でも……会長のためだ)
「君の友達は知らないなぁ。つーかさ、あんま関わんない方がいいよ。俺らの先輩も関わってるみたいだからね」
