
清純…最強彼女!
第7章 サヨナラしなきゃ。
「いつもここで?」
『いや、最近は全然』
「どんな写真、撮るんですか?」
………アヤ………
もう、半年。
アヤの顔が浮かぶ。
『撮りたいのがあればなんでも』
苦笑する。
アヤを、撮りたい。
「私は…接写が好きなんです。背景のぼけた感じとか…」
…アヤを撮る時は、アヤだけが輝いていて、背景とかそんなこと関係ない。
アヤが当然のように主役で、アヤを引き立てる脇役の存在なんて必要なかった。
「名前、聞いてもいいですか?」
『あ、 カトウ、加藤健…』
「タケルくん、」
空ちゃんは、俺をまっすぐ見つめた。
「タケルくんの撮った写真がみたいな。」
いたずらに笑ってみせる。
これは、
逆ナンだろうか…?
