
清純…最強彼女!
第2章 強烈!
「もうっ!しんきくさいんだけど!」
そう言ってアヤは店員に声をかけに行った。
「お兄さん、あのカメラね、返して欲しいの。」
甘えた声で、お兄さんとは言いがたいオッサンに話し掛ける。
「えぇ?困るよ…もう買い取りのお金も渡したでしょ?」
「大事なカメラなの…
どうしてもお金必要で…それで…」
涙ぐむ。名演技だ。
「さっきのお金…かえすから…」
「ダメだよ。ちゃんとサインしたでしょ?」
「どうしても…?」
「…どうしても。」
「じゃぁ…」
そう言って、アヤはオッサンの耳元でなにか囁く。
オッサンは、年甲斐もなく赤面しながら…
「仕方ない。」
そう言って、カメラと引き返えにアヤから四万と小さな紙を受け取った。
