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清純…最強彼女!

第4章 被写体

大学も夏休みに入り、

アヤも本来なら青春真っ盛りの夏到来のはずだった。

まぁ、アヤの場合毎日休みなんだけど…


「あ"ーづーい"ー!」

『我慢しろ』

「バイトはぁ?」

『今日休み』

「えぇー!」

バイトがある日はまだいい。
日中のうだる暑さから解放され、避暑地とも言えるほどに心地よいクーラーの中、アヤは未だにワンピースを読み続けている。

「どっか連れてって」

『1人でいけよ。』

「やだっ!」

『金ねーし』

「やだっ!!!」

くそっ。
前にも増してわがままになってねーか?

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