私の初恋、
第7章 ちゃんと、見ててね。
「「次の競技は、、障害物競走です。競技にでる生徒は、、準備して下さい、」」
グランド中にアナウンスの余韻がひびき、
選手に緊張感を与える。
「「1、2!!1、2!!1、2!!1、2!!1、2!!」」
体育委員
「ぜんた~い、とまれっ!!!」
「「1、2、3!!!」」
体育委員
「ぜんた~い、腰を下ろして~、休めっ!!!」
「「1、2、3!!!」」
指定の位置について座る。
あたしが、がんばりを見せてアピールするのにはもう一つ理由がある。
彼とあたしは話せないからだ。
実際幼稚園の頃も多少遊んだりはしたし…話しはしたことがある。
でもでもっ、憧れの存在。緊張しちゃって二人きりで話せないじゃん?((ウルウル
仮に二人で話したのなんて、
「ありがとう」と「どういたしまして」
しかまともにかわしてない。
だからいまさら仲良く話すなんて不可能なの。
だからあたしはいるよ?思いだしてって事。それをアピールするんだ。