何度でも君を思うよ
第2章 出会い
「……い……い……おいっっ!」
「きゃあっっ!」
目の前には同じ制服の男の人が
たっていた。
顔立ちが整っていて、
相当なイケメンだった。
「きゃあ、とは失礼だな~。
起こしてやったんだろ!?」
少々、口は悪いようで。
「ごめんなさい…。ありがとう。
……って、あー!!入学式!!」
「おい、落ち着け!まだ、全然
間に合うから!時計見てみろ!」
私は時計を見た。
「…あ、本当だ…。」
私がこの公園に着てから
15分位しかたっていなかった。
「お前、俺と一緒の学校だろ?
制服一緒だし…。」
「…うん。」
「高校一年?」
「うん。」
「名前は?」
「青山彩華。」
「へぇ。俺は中沢俊(ナカザワシュン)。
俊って呼び捨てでいーから。」
「え、うん。」
「じゃあ、また入学式でな。彩華。」
そういって、にっこり微笑む俊。
その笑顔、反則だよ…