楽しいプール
第28章 お泊まりが終わり
その後、南が起きて
朝ご飯を食べ
今は南ん家の車の中。
南パパが運転席、
隼斗くんが助手席、
南と私は後ろに座っていた。
南ママは
洗濯やら家事が忙しいから玄関で見送ってくれた。
家は近いから
本当に直ぐ着いた。
「ありがとうございます!」
私は車から下り
挨拶をした。
『美緒ちゃん、お母さんとお父さんに宜しくね』
南パパが言う。
「はい」
『夏休み中遊べたら遊ぼ!』
南が遊びの誘いをしてくる。
私は笑顔で頷いた。
『またね』
隼斗くんがそう言った。
私はちょっと恥ずかしそうに、またねと返した。
『じゃ帰るぞッ!』
南パパが車を
プップとならし走り出した。
私は見えなくなるまで
手を降り続けた。