チェーンな2人
第2章 もう、お別れなんて…
電車を飛び降りたあと
彼女が
俺に尋ねた
「ねぇ、飛行機乗らないって
どういうこと?」
「あぁ
飛行機は17時発だろ
俺は明日
仕事に間に合うように
帰ればいいんだ
違う手段で帰るよ
俺、ギリギリまで
お前と一緒に居たいから」
まずフェリーで
○○港に渡る
近くの○○駅から
夜行列車が出てるはずだ
早朝には向こうに着くから
仕事には間に合う
馬鹿げてる
ほんの4時間程
一緒にいるためという理由で
お金と体力を犠牲にする
仕方ないんだよ
どうしても
そうしたいんだ
そう、俺が
離れたくないんだよ…
それから二人は
港へと向かった
彼女は
夜行列車で帰ることを
心配はしていたけど
やっぱり喜んでるみたいだ
あんなに泣いていたのに
笑顔で話をしている
まぁ…
時間が先伸ばしになっただけで
結局別れ際に
また泣かせて
しまうんだろうけどな
俺が
いいよ
と言ってしまったから
彼女は時折
肩に頬をスリ寄せる
いいさ
あと3時間しかないんだから
港近くまで着いてから
喫茶店に入り
二人で食事をした
もう門限は過ぎている
明日から
外出禁止になっても
俺に会う訳じゃないから
何も困らないと
彼女は門限を破る
最後まで見送りたいと
甘えるように
俺の顔を覗き込む
たまらないな
けど、お前が帰るって
言っても俺
許さなかったよ
思わず
テーブルの向こうの
彼女の頬に手をやり
優しく撫でた
照れた笑顔で
また俺を見る
ダメだ
出よう
今すぐ店を出よう
辺りはもう真っ暗
誰もいない
ターミナル脇の物影で
彼女を抱きしめ
もっと
なんて言われないような
キスをした
時間まで
このまま離れたくない
そうだろ?
お前だってそうだよな?
そうに決まってる
俺から離れないように
俺をキツく抱きしめて
コートをしっかり
握ったままだもんな
俺は
彼女の体をしっかり支え
これ以上無いという程の
深いキスをした
あぁ
もうすぐ時間か…
彼女が
俺に尋ねた
「ねぇ、飛行機乗らないって
どういうこと?」
「あぁ
飛行機は17時発だろ
俺は明日
仕事に間に合うように
帰ればいいんだ
違う手段で帰るよ
俺、ギリギリまで
お前と一緒に居たいから」
まずフェリーで
○○港に渡る
近くの○○駅から
夜行列車が出てるはずだ
早朝には向こうに着くから
仕事には間に合う
馬鹿げてる
ほんの4時間程
一緒にいるためという理由で
お金と体力を犠牲にする
仕方ないんだよ
どうしても
そうしたいんだ
そう、俺が
離れたくないんだよ…
それから二人は
港へと向かった
彼女は
夜行列車で帰ることを
心配はしていたけど
やっぱり喜んでるみたいだ
あんなに泣いていたのに
笑顔で話をしている
まぁ…
時間が先伸ばしになっただけで
結局別れ際に
また泣かせて
しまうんだろうけどな
俺が
いいよ
と言ってしまったから
彼女は時折
肩に頬をスリ寄せる
いいさ
あと3時間しかないんだから
港近くまで着いてから
喫茶店に入り
二人で食事をした
もう門限は過ぎている
明日から
外出禁止になっても
俺に会う訳じゃないから
何も困らないと
彼女は門限を破る
最後まで見送りたいと
甘えるように
俺の顔を覗き込む
たまらないな
けど、お前が帰るって
言っても俺
許さなかったよ
思わず
テーブルの向こうの
彼女の頬に手をやり
優しく撫でた
照れた笑顔で
また俺を見る
ダメだ
出よう
今すぐ店を出よう
辺りはもう真っ暗
誰もいない
ターミナル脇の物影で
彼女を抱きしめ
もっと
なんて言われないような
キスをした
時間まで
このまま離れたくない
そうだろ?
お前だってそうだよな?
そうに決まってる
俺から離れないように
俺をキツく抱きしめて
コートをしっかり
握ったままだもんな
俺は
彼女の体をしっかり支え
これ以上無いという程の
深いキスをした
あぁ
もうすぐ時間か…