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恋ばか

第23章 最終話~再会~

~留架SIDE~
拍手が上がり、慌てて亮から離れる。

(みんながいるの忘れてた…)

目尻に溜まった涙を拭えば、亮に頭を撫でられた。

「キスしちゃえよ。」

「はぁ!?」

驚いて境を見れば、ニヤニヤと怪しく笑っていた。

「「キスしろ!! キスしろ!!」」

「ほら、みんなも見たいって。」

境の言葉につられて、キスコールが始まる。

「そんなこと言われ…んっ!?」

「「おおー!!」」

生徒達から歓声が上がる。

「んんっ…ちょっ…亮…ッ…」

逃げようにも、頭と腰をがっちり押さえられていて動けない。

「ふっ…う…んッ…」

みんなの前なのに…

亮を求める衝動が抑えなれない。

頭よりも先に、体が動いた。

「んあっ…はっ…」

首に腕を回せば、キスが激しさを増す。

「ぁ…っ…んッ…」

「「……………///」」

唇を離し、口の端から垂れた飲み込みきれなかった唾液を、亮は丁寧に舐めとった。

「んっ…///」

亮が支えてくれていなかったら、崩れ落ちてしまいそうだ。

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