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恋ばか

第24章 ~新しい生活~

「ふっ…うぅ…っ…」

空さんの背中に腕を回し、胸に顔をうずめる。

「空さっ…俺…っ…」

「ん?」

名前を呼べば、返事が返ってくる。

「本当に…亮さっ…の…事っ…好きで…っ…」

「…うん。」

俺の言葉に頷きながら、空さんは優しく頭を撫でてくれた。

空さんの胸を借りて、俺は泣き続けた。

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「すみませんでした…」

「気にしないでいいよ。」

あの後、空さんの服をぐしゃぐしゃにしてしまい、着替えるために空さんの家に向かった。

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