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恋ばか

第35章 ~おまけ2~

「………おかわり。」

「ワン!!」

そう言えば、カインはちゃんと逆の手を俺の手の上に乗せた。

「伏せ。」

「ワン!!」

なんか…

「可愛い!!」

「「は?」」

カイン、すごい可愛い!!

「いい子!!」

「ワン!!」

カインに抱きつくと、カインは嬉しそうに尻尾を振って、顔を舐めてきた。

「くすぐったいよ~。」

「ワン!! ワン!!」

カインが怖いのか、鏡夜は俺の傍を離れ、何故か亮の頭の上に乗っている。

なんで頭の上なんだろう。

「三神、お願いがあるんだけど。」

「なんですか?」

カインの隣に腰掛け、頭を撫でながら三神を振り返った。

「俺の部屋に、シングルベッドと動物用のベッド用意しておいてくれる?」

「かしこまりました。」

「ええ!?」

「にゃっ!?」

今夜はカインと寝よう。

うん、決定。

「今日は一緒に寝ようね、カイン。」

「ワン!!」

「えええ!!!?」

「にゃにゃ!?」

なんか、うるさいのが若干一名いるな。

「鏡夜も一緒の布団で寝ようね。」

「にゃ~」

「なんで俺だけ一人なの!?」

え?

そんなの、決まってるでしょ。

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