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恋心

第2章 さよなら

さかなちゃんと一階にある
レストランに入った
周りは水槽で仕切られ完全個室だった

俺は…さかなちゃんと同じものを
頼み
さかなちゃんは、相変わらず
水槽の魚の話をしている
口から泡が出てきそうな位に


さかなちゃんが

「私は、あなたとセックスはしないから…ただ、こうやってデートがしたかっただけだから」

俺は…目を丸くした

「え…でも それでいいの?」

さかなちゃんはサラダを食べながら
淡々と話をした。無邪気さは全くない


「旦那とうまくいってなくて…寂しかった…それだけよ。今日はありがとうね。まだ終わってないけど、なんかすごく懐かしい感情を味わうことができたよ。だから、もう少しだけ…
楽しい1日にさせてね」

さかなちゃんは、歩を見ながら
微笑みウインクした。


俺は…胸が苦しくなった…

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