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恋心

第20章 不器用なキス

雨の中を歩く子犬のような
彼を…拾った。

年齢は二十歳前後
顔は、まぁまぁなんぢゃない。

それに何より
無口だからいい。


流れるような
髪は
雫をたらし

あたしの差し出す傘に
躊躇いもなく入ってきた

公園のブランコは
主を無くし
いったり来たりしていた…

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