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恋心

第22章 蛇

俺は、事業家だ。
手広く何でもこなし
用のない人間は切り捨てる

この世の中
うまく泳ぎ抜いた方が勝ちだからだ

昼間に働くパート
夜に働くアゲハ蝶


世の中の女は…金をちらつかせれば
俺の腕の中へ堕ちる。


先の尖った靴
スリムなスーツ
縦じまのシャツ

俺の舌は
生まれつき二つに先が別れている。


神様が俺に与えた
不気味なプレゼントに
女は悶え
何度も快楽を要求する…


刺激的な夜を毎日過ごすと
それ以上を求めるのが人間だ。

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