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恋心

第4章 chocolate・love

走馬灯の様な授業を終えて
友達と駅まではしゃぎながら
道を歩いていた香織は
近づいてきた、バイクに気が付かず
信号を渡ろうとした。

友人たちの悲鳴と
バイクが転倒した音に
ナニがナニやらわからず
その場に座りこんだ。


我にかえった香織は
友人に抱えられながら
道路の反対に座り直した


バイクの男性は
足を引きづりながら


「大丈夫っ!怪我は!」とメットを外しながら此方へきた。

香織と友人は

「大丈夫です…すいません。」と
答えた。


「いま警察を呼ぶから待ってて」と
その彼は伝え携帯をだした。


香織は、「怪我もないので大丈夫です
結構です!」と言った。



香織は、彼を見上げた

長髪の髪が風に揺れ…大人の香りがした。

「いや。何かあるといけないから名刺を渡しておくよ。君の連絡先教えてくれないかな。」

彼は、香織の目線まで膝をおとして
名刺を渡した。


「すいませんでした。私の不注意です
大丈夫ですから!」と
下を向いた。

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