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恋心

第12章 あなたになりたい

振り向いて下さい
あたしを見つけて…貴方の声や仕草
眼差しがすきなの。

テレビを見つめ
あたしは、呟いた。

独り暮らしをはじめて
一年目の冬に貴方を見掛けた
犬の散歩をする
貴方の姿
いたずらをする犬を叱るあなた。

貴方がstarなのは
知ってます
どんなに変装しても
あたしには…わかるのです。


あぁぁ。貴方に触れたい。
私だけを見つめて欲しい…


あたしは、貴方に知られないように
こっそりあなたの事を見ています。


あなたになりたい…

そう心から想う
この雪の空をながめ
あなたをひっそりと想わせて。



終り

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