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はじめてだよ、恋。

第4章 勇気



 「…ごめんなさい。手紙」


 …びっくりさせちゃったみたい

 でも

 伝えたいことがあったから

 僕は続けて


 「…もしよかったら、仲良くしたいって思っていて…その…」


 「帰ります」


 彼女はそう言って

 席を立とうとしたとき

 ボクは机の上のペンケ-スを

 見つけて


 「これ、あなたのですか? 机の上に乗っている…」

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