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二十歳になれば

第3章 世代格差(?)


とは言っても、突然友達にさよならされた傷はそれなりに深いように感じた。


それは、あの日を境に、つまり私と出会った日を境に、明らかに彼女の日記に異変が生じ始めたから。


玲菜は彼が戻ってくるまで、自分の気持ちを日記で訴え続けると言う。


いつかどこかで読んでくれることを信じて。


私が彼の立場だったら、どうするだろう。


戻ってくるだろうか。


もっとも、私は突然いなくなるような真似はしない。


そういうのはある意味裏切り行為だと思うから。

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