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二十歳になれば

第3章 世代格差(?)



拒否できずに流され始めた自分を責めるようにして彼はその場から逃げ出したのだろう。


突然目の前から大切な人がいなくなる悲しみを最もよく知っているはずなのに。


そこが彼の弱さだろう。


まだ15歳だから無理もないか…。


なんとなく生真面目すぎる性格が想像される。


でもそれじゃあ収まらないのが玲菜の方だ。


玲菜はほんの短い間でも自分を求めてくれた彼に甘えたいのだろう。


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