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二十歳になれば

第5章 友達のこと


玲菜は普段の会話の中で、時々おかしな言葉を使う。


それは決して間違ってはいないのだけれども、普通は使わない表現だ。


「じゃあ、夜に、またね」


会話の最後に挨拶する。


「生きていたら、きっと会えます」


え?


普通の人が聞いたらドキッとするだろう。


もしかして、自殺でも考えてますか…


私は常識から外れた言葉を嫌う。

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