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二十歳になれば

第6章 居場所


それはそれで盛り上がる。


でも、つらい話も出る。


玲菜は、唐突に変なことを言う。


いや、唐突と感じるのは私の方だけで、玲菜にとっては普段の思いを覗かせただけ。


「あたしが必要ですか?」


「……」


私にとっては、唐突とも思えるその言葉を、玲菜は毎日心の奥に抱えながら生きているとでもいうのか。


必要ですか?


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