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二十歳になれば

第7章 二十歳になれば


私がそう思わせてしまっている部分もあるが、開き直って駄目と言ってしまえばある意味、楽になれる。


だから、玲菜が彼女自身を駄目って言うときは怒るようにしている。


そんなある日、玲菜はぶっ飛んだ言葉を口にした。


「将来、私を抱いてくれますか?」

「………(汗)」


ぎゅーーーーってする意味ではないことはすぐに分かった。


こんな駄目な自分でも、求めてくれる人がいる


そういう実感が欲しいということだろうか。

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