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秘書のお仕事

第3章 社内




―――――――




『社長ー、仕事内容確認しましたよー』



あたしが部屋に入ると、社長はパソコンの後ろから不機嫌そうな顔を見せた





「ノックしたか?」




『え?いえ』




「たわけ」





何だとてめぇー





社長は手を出し、ちょいちょいとあたしを手招きした



カーペットの床を歩くと、何だか高貴な気分さえ感じられた






『何でしょうか…?』





あたしは少し警戒したまま、社長の隣へ寄った




「相沢」



『はい…』




「部屋に入る際は、ノックしろ」




『…はい…』





地味に、真面目に、怒られてます…













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