壁一枚
第28章 夏祭り
美緒「転校生?」
孝志「来月、美緒のクラスに来るってさ
ちなみに男子」
美緒「ふ~ん、別に興味ないな」
孝志「それは安心」
美緒「それより先生、私のこの格好見て
も何も気づかない?」
美緒は今日
青地にピンクの花が刺繍された艶やかな
大人っぽい浴衣を着ていた
長い髪は全部、アップにし上でまとめ
そこから見える白いうなじが
妙にやらしかった
孝志「…」
美緒「見て見て」
孝志「祭りでしょう、知ってる」
美緒「先生、仕事終わるまで待ってるか
ら一緒に行こう、ねっ」
孝志「…わかったよ」
美緒「やった!!」