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壁一枚

第30章 悲しいセックス



美緒「先…生っ…止め…痛…いよ…」

孝志「…」

美緒「先生…あっ…」

孝志「…」


どんなに泣いても
美緒がどんなに泣いてすがっても
孝志は何も言わず
ただ無言で
腰を動かすだけだった



美緒「…ん」

保健の先生「目覚めた?」

美緒「…先生」


目を覚ますと
保健室に孝志の姿はなかった


美緒「…」


あの後の事は
正直、何も覚えていない
唯一覚えているのは、ただ痛くて悲しか
った感覚
それだけだった


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