テキストサイズ

壁一枚

第35章 男同士



孝志「ほらっ、いい加減もう自分の部屋
に帰れ」

司「最後に、最後に一つだけ」

孝志「なんだよ…」

司「先生は美緒との将来、どう考えてる
んですか?」

孝志「…」


司の質問に
孝志は何も言えず黙ってしまった
美緒との将来はちゃんと考えてはいたが
お互いの立場上
なかなか先に進めないのが
現実だった


司「すいません、忘れてください、それ
じゃあ」

孝志「…おい」

司「はい」

孝志「今夜の事、美緒には絶対言うなよ
知ったら多分、傷つくから…」

司「3Pの事ですよね、わかってますよ
それじゃあ」

孝志「…」


ストーリーメニュー

TOPTOPへ